取引用電力量計の電流パルス出力をCTで受け、電圧パルスに変換する電力計測用のモジュールです。
取引用電力量計への取り付けはご契約中の電力会社様へご依頼ください。
RTR-505-Pと接続した写真は接続例です。RTR-505-Pは付属していません。
製品イメージ図
計測装置は電源工事不要
計測用データロガー(RTR-505-P)と電力測定センサ(PMP-3200)は、電池で駆動することができます。データロガーやセンサへ外部から電源を供給する必要がないため、電源工事不要で取り付けが簡単です。省電力設計ですので、5分間隔でモニタ(無線通信)をしても、大容量バッテリを装着した場合で最長2年半連続使用可能です。
無線を利用したデータ収集で配線工事が不要
端末間の通信には特定小電力無線(429MHz)を利用しており、取引用電力メータから事務所までの配線工事は不要です。通信距離は見通しの良い直線で150m。障害物の影響などにより通信ができない場合は、端末間の通信を中継する装置(RTR-500C)を10台程度まで設置することができ、電波条件の悪い場所でも対応可能です。
警報機能
デマンドの目標値を設定して、ご指定のメールアドレス(最大4件)へ警報メールを送信することができます。
メール送信のタイミングは以下の通りです。
1)デマンドの目標値を越えた時
2)正常値に復帰した時
3)子機の電池残量が少なくなった時
4)通信異常が発生している時
RTR-500NW/AWは、メール送信の他、外部接点出力を備えており、パトランプなどの通報装置と連動させることも可能です。RTR-500Cは、画面上に警報を表示し、パソコンのスピーカーから警報音を鳴らすことができます。現在の電力使用量や推移状況は常時パソコン上でモニタできます。
温湿度、照度などの環境モニタリングも同一システム内で実現
パルス測定用RTR-505-Pと同じシリーズのデータロガーには、温度、温湿度、照度、直流電圧を測定できる機種がラインナップされております。デマンド監視とともに温湿度などの空間環境のモニタをあわせて行うことで、快適さと節電の両立を求めることができます。もちろん、倉庫や冷蔵庫などの温度管理業務もあわせて行うこともできます。工場などで各種センサから出力される1-5V、4-20mAなどのアナログ信号計測や、流量計や雨量計などから出力されるパルス信号出力の測定にも対応可能です。
おんどとりWebStorage対応
測定データをおんどとり Web Storage宛に送れば、いつでも、世界のどこからでも、パソコンや携帯電話でデータの閲覧、モニタリングが可能です。
低コストで導入、運用可能
工事費用が発生しないため、機器の購入費用(\55,440〜)のみで導入になれます。既存のネットワークを利用して通信すれば、追加の運用コストも発生しません。
シーンに合わせて選択できるシステム形態
データ収集、監視用の親機は3種類から選択でき、運用方法に合わせたシステム構築が可能です。
USB接続タイプ「RTR-500C」を利用したシステム
有線LAN接続タイプ「RTR-500NW」を利用したシステム
無線LAN接続タイプ「RTR-500AW」を利用したシステム
対応電力量計 |
取引用電子式電力量計
高圧受電(6.6 kV)、 50,000 pulse/kWh、CT方式タイプ |
パルス検出電流 |
10〜40mA |
ケーブルの長さ |
1.0m |
電源 |
3.6V (データロガーの電池より供給) |
動作環境 |
温度: -10〜50℃、 湿度: 10〜90%RH 結露しないこと |
ケーブルの長さ |
2.0m |
ケーブル延長 |
3.0mまで可 |